Friday,November 22, 2024
宿泊施設経営改善セミナー 〜レベニューマネジメント漬けの1日〜
イベント報告
2016年11月28日(月)に「宿泊施設経営改善セミナー〜レベニューマネジメント漬けの1日〜」と題し、財団法人 宿泊施設活性化機構(JALF)参事であり、レベニュー・マネジメントの第一人者である堀口洋明氏から実践的に学ぶ、レベニュー・マネジメント漬けのセミナーを開催いたしました。
本イベントは二部構成になっております。
各部の中でもJALF事務局長の伊藤が抜粋したポイントをピックアップし、ここにご報告致します。
【10:00-12:00】第一部 「なぜ、レベニューマネジメントをやるのか 〜その効果と実行レベルの確認〜」
- 対象:宿泊施設の社長および総支配人
- 宿泊施設の経営者を対象に「なぜレベニューマネジメントをやるのか」、「やったらどのレベルの効果が生まれるのか、どのレベルでやったらいいのか。」 をお話いただきました。
レベニューマネジメント2つ流儀
- ◆どの流儀を目指すのか?予算達成のためにやる
レベニューマネジメントの導入の効果
- ◆通常20〜30%の増収があるが、実は予約管理部分が改善インパクトが大きい
- ◆ノンイールダブルの部分をコントロールのほうがインパクトがでかい
導入の際の留意点
- ◆日次セグメント別の予算以外は考えられない
【13:30~18:00】第二部 レベニューマネージャー中上級編
- 対象:宿泊施設の担当者(宿泊部門 レベニューマネジメント責任者)
- 実務担当者を対象に、需要予測を含むレベニュー・マネジメントとの考え方を講義をしていただきます。
まずレベニューマネジメントで留意してもらいたいこと
- ◆優柔不断な人はレベニューマネージャーには向かない。
- ◆レベニューマネジメントは日々値段を変えることでは断じてない。
- ◆価格の初期設定や、最高料金の調整、サイトコントローラーの停め方など、基本的な要因が大きい。
- ◆生産性はコミュニケーションの量に比例する。
- ◆レート幅は15〜25ランクは必要である。
- ◆番外編 海外OTAの課税解釈に変更があった。
レベニューマネジメントが成功する要因
- ◆共有のツールがあること(特定の条件下でしか動かない)
- ◆本部のウオッチ(しっかりしていないとダメ)
-
- ◆レートパリティは保つべき
- ・マリオットvsエクスペディア メンバーシップ料金
- ・マーケット違うから海外OTAは高くしていいじゃん→メンバーレートで売ればよい
レベニューマネジャーはヘッドクォーターかプロパティどちらに置くべきか
-
- ◆レベニューマネージャーは本部に置くべき
- *人材枯渇
- *トレーニングコスト
- *1人で10店舗持てばよい
-
- 本部に設置する時の問題
- ・売り上げに対する責任はどうなる?
- ・情報の正確性/条件が伝えられない、、、ことはない。
- ・特殊性を主張するが、それは単なる言い訳。
- セールスとレベニューマネジメントは相反することが多いので、同一人物に負わせないほうがよい。
キャンセル率の問題
- ◆まずきちんと把握すること。
- ◆どんな予約がキャンセルになる傾向が高いのか?
-
- ◆対策
- ・ノンリファンダブルを使う
- ・キャンセル率の高いターゲットは取らない
- ・実務的には航空会社を見倣うのかよいのでは?
有志による懇親会
- 焼き鳥つくね 西新橋店
- ネットで評判!食べログ 3.46⭐️⭐️⭐️ 事務局長 伊藤の評価 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 焼き鳥つくねリンク
つくねをはじめとするおいしい焼き鳥と樽酒の日本酒を升でを堪能しながら、
レベニューマネジメントの実務上の責任者たちが集った、有意義な懇親会でした。
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