Tuesday,October 19, 2021

東京ホテル会 × マイナビ × ㈱オータパブリケイションズ セミナー “ブラック企業化を避ける企業づくり” “民泊が与える影響” ――ホテル業界に迫る課題を提示する

2015年10月29日に、弊財団 事務局長の伊藤が講演させていただきました。

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  • 財団法人 宿泊施設活性化機構 事務局長
    伊藤 泰斗
  • セントラル社会保険労務士法人 代表
    井下 英誉 氏
  • 一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ創造支援研究所 理事長
    森田 司 氏

ホテル業務知識向上の必須情報について勉強会などを行なう東京ホテル会とマイナビ、そして当社オータパブリケイションズで月一回開催しているコラボレーションセミナー。本ページでは10 月に行なわれた「『ブラック企業』と言われない、言わせないホテル・企業づくり」と、11 月に開催された「国内外のホテル業界動向とともに今後のホテル業界を予測。
そして、気になる『民泊』についても分かりやすく解説!」についてまとめた。

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2015 年より開始したコラボレーションセミナーは数多くの来場者にお越しいただいた

“ブラック企業”と呼ばれないために

10 月29 日に開催したコラボレーションセミナーでは、2015 年6 月1 日より「特別安全衛生計画策定の義務化」が制定されたことから、「『ブラック企業』と言われない、言わせないホテル・企業づくり」をテーマとした。本件の労働安全衛生法の改正によると、厚生労働省が「ブラック企業」を認定するというもので、認定された企業は最悪の場合、事業が継続できなくなるおそれがある。同時に「優良企業」という認定も設定され、こちらに設定されるとマーケティングおよび人材採用におけるイメージアップが期待されるという状況がある。

同日のセミナーでは第1 セミナーで労務関連の裁判やその判例においてどのような事例が実際にあり、企業側はどのような点に留意すべきかという点について、セントラル社会保険労務士法人 代表の井下英誉氏にお話しいただくと同時に、第2 セミナーでは500 法人2000 事業場以上の労務管理支援実績のある、一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ創造支援研究所森田 司理事長に、ホテルやレストランといったサービス業の事例を複数踏まえながら「優良企業を目指すことで経営改善につなげていく」考え方、手法などをお話しいただいた。

ホテル業界の現在、そして民泊という存在

11月12日のコラボレーションセミナーでは、第1 セミナーでは小誌編集長の岩本が2015 年におけるホテル業界動向と今後の課題を、第2 セミナーでは伊藤泰斗氏が民泊について解説した。

2015 年の概況として、円安とビザの要件緩和を背景としてインバウンドゲストが急増。同時に国内旅行需要も増加した結果、ホテル業界としては都市部を中心に好調な業績を果たした企業が少なくない。一方でIT などの技術革新、価値観の多様化、好況を背景とする異業種からの参入が本格化するなど、業界として進化・変化が多い年でもあった。当日の第1 セミナーでは小誌編集長の岩本大輝が「近年国内外ホテル業界動向のまとめとそこから予想される未来」と題し、宿泊事業者が押さえておきたいホテル業界やホテル業界を取り巻く動向について、事例を踏まえ、そこから予想される未来について紹介。ホテルビジネス市場の現状に関し、各地の稼働率・ADR、婚礼売り上げや訪日外国人旅行消費額など数値面による分析とともに解説した。

第2 セミナーでは、財団法人 宿泊施設活性化機構 事務局長の伊藤 泰斗 氏が登壇。法的な問題点の指摘や宿泊事業者の反対など逆風もある一方で、「ホテル不足」「客室不足」の解決策の一つとして期待をする声もある「民泊」。国内で「民泊」が今後どのように扱われるのか、適正運用について、現行の仲介事業者が与えた効果と影響、予測される規制の方向性について解説が行なわれた。

2015 年から開始した東京ホテル会×マイナビ×㈱オータパブリケイションズのコラボレーションセミナーは年明け2016 年も引き続き、ホテル業界が抱える課題とその解決策のヒントを毎月提示していく予定だ。

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講師の紹介

10 月29 日開催セミナー
第1 セミナー
セントラル社会保険労務士法人 代表 井下 英誉 氏

1995 年早稲田大学社会科学部卒業。大学にて労働法、組織心理学等の授業を受けたことをきっかけに、人事労務の仕事に興味を持つ。 卒業後、社会保険労務士事務所に勤務しながら 資格を取得。中小企業を中心に手続業務や相談 業務を3 年間経験した後、中堅・大企業向けに給与・社会保険業務のアウトソーシングサービスを提供する組織の立ち上げに中心メンバーとしてかかわる。3 年間にわたり、上場企業、ベンチャー企業、外資系企業等、さまざまな規模、業態の企業に対して、日本のアウトソーシングサービスの先駆けとなる効率的なアウトソーシング手法や労務施策の導入を提案。2001 年1 月に労務プランニング井下事務所を設立、2014 年1 月にセントラル社会保険労務士法人へ社名変更。

第2 セミナー
一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ創造支援研究所 理事長 森田 司 氏

1968 年生まれ。企業の労務管理全般のコンサルタント、講師、カウンセラー、コーチ、メンターメンタルヘルス対策、ハラスメント対策、採用支援、育成支援、教育評価処遇制度設計・運用に実績。一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ創造支援研究所として、500 法人2000 事業場以上の労務管理支援実績あり。

  • 厚労省 独)労働者健康福祉機構 勤労者医療&産業保健 外部研究者
  • 厚労省 東京労働基準局三鷹労働基準監督署「健康職場づくりプロジェクト」外部研究者
  • 厚労省 東京労災病院「がんの両立支援プロジェクト」アドバイザー
11 月12 日開催セミナー
財団法人 宿泊施設活性化機構 事務局長 伊藤 泰斗
一橋大学卒業後、三井住友銀行で融資および不良債権回収を行ない、日本総研へ出向し観光経済およびサービス産業の利益構造と産業構造をマクロ視点で分析。その後ミクロ視点で企業に携わるため、デロイトコンサルティング戦略部門にてホテルとデパートを担当。ホテル再生会社を創業後5年で会社を上場企業へ売却し、監査法人トーマツのFAS 部門にてホテル業績改善責任者へ。蓄積したノウハウを活用して日本の宿泊業界全体の構造的問題を解決するため、宿泊業界全体に対するナレッジマネジメント団体を創設。